火の電気に照らされた夜の庭で、テントのそばに並んで座っていると、息子がテントをじっと見つめながら、少しもじもじしながら聞いてきました。
「テントで一緒に寝てもいい?」
その一言に、心がふわっと温かくなりました。もちろん「いいよ」と答えると、息子も満面の笑顔に。どうやらそれが嬉しかったようで、ぱっと立ち上がって「ちょっと待ってて!」と家の中へ。
しばらくして、「見て!」と持ってきたのは、息子が以前から作っていたアイロンビーズの新作でした。

前に見せてくれたのは、息子の大好きなポケモンの“テツノカシラ”と“クロバット”、それからスーパーマリオの“ファイヤーフラワー”。今回見せてくれたのは、妹が大好きな“アンパンマン”。ちゃんと妹にも見せてあげていて、妹も大喜びでした。
さらに、「これはロールパンナ。お父さんが好きでしょ?」なんて言いながら、ロールパンナも手作りしてくれていたんです。そして最後に、自分自身が好きな“スプラトゥーンのイカ”も見せてくれました。
その姿を見て、ただただ感動。好きなものを自由に形にして、大切な人に見せて喜んでもらう。そんな感性を持った息子が、いっそう頼もしく、そして誇らしく見えました。
アイロンビーズの作品を見せてくれた頃には、お風呂の時間になり、そろそろいい時間だね、ということで「お風呂に入って、テントで寝ようか」と息子に声をかけると、「うん!」と返事。
お父さんとしては、一緒にテントで寝られるのが楽しみでワクワクしていたのですが——
お風呂に入り終えたあと、「やっぱりお母さんと寝る!」と方向転換。ちょっと笑ってしまいましたが、それもまた息子らしい選択です。結局、妻と妹が寝ている寝室で3人仲良く川の字で就寝することに。
お父さんである自分はというと、またひとり静かな庭に戻り、アルコールストーブでお湯を沸かしてアイスコーヒーを淹れました。焚き火の余韻を感じながら、ゆっくりとコーヒーをすすり、しばしのんびりタイム。

その後、静かにテントへ戻り、寝袋に潜り込んで一日を締めくくりました。

焚き火とランタンの光に包まれながら、息子との小さな冒険を共有できたこと。それはお金では買えない、かけがえのない時間でした。最後までご覧頂きありがとうございました♪